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​おじじのヒーリング物語 その2
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ヒーリングとは

 ヒーリングは薬の代用品ではありません。だからヒーリングを受ければ症状が必ず収まるということは保証できません。首尾よく収まる時もありますが、それは数ある結果の一つであって、ヒーリングの目的自体でも存在意義でもありません。ヒーリングの目的は、すれ違っている表層意識と潜在意識の間に調和をもたらすことです。その結果得られるものは非常に多岐にわたります。健康だけでなく、人生に対するより深く楽観的な展望や、喜びと安らぎの感覚などです。この変化は、ヒーリングによって、あなたの心が本来持ち合わせていたはずの力が後押しされ花開いたということを意味します。極論ではなく、この本来の力を取り戻し、その力と一体になって生きることが出来れば、人も社会も癒されることでしょう。それくらい根源的で究極的な力を僕たちは初めから持っているのです。

 ただこのような変化は一回や二回のヒーリングで達成できることではありません。僕たちにとって学ぶべきことは沢山あり、潜在意識の方にも伝えたいことが沢山あります。もしあなたが非常に熱心で一ヶ月に一度以上の頻度でヒーリングを受けられるなら、一年後にあなたが頭ではなく細胞感覚のレベルで世界や人生、自分自身の見方を刷新しているということは期待できますし、そうなるように出来るだけのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

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​表層意識と、潜在意識や細胞

 多くの人は、表層意識だけが独り歩きして、潜在意識や細胞、自分を取り巻く精霊たちの声がほとんど聞こえていません。その結果として心身の不幸な、満たされない境遇にいることを余儀なくされています。この社会の揉め事や人間関係の難しさも、すべてそこから来ています。昨今流行の自己啓発は一般的に「こう考えることで変化を起こす」というようなことを伝えていますが、その主語はいつも表層意識です。しかしそれは本当の自己実現の道程では不十分な問題認識に留まります。

 僕たちがこの辺りのことを学んでいくためには、マニュアル書を読んでその通りに思考し行動するというだけでは足りません。自己啓発であれ自然療法であれ生活改善であれ、こうすればこうなる、これが成功である、正解である、という評価基準を限定することで人は安易に自分や他人や環境にマルバツをつけてしまうものです。そして「こうあるべき」と常に自分が正解を選択することに固執し、豊かになろうとしているはずが反対にただただ了見を狭くしていってしまうということがよく見受けられます。しかしそれでは本当の幸せや安らぎには決して到達することが出来ないのです。

 多くの人は一刻も早く安心して何かから逃れたいように見えます。しかし結論から言えば、人生の旅に終わりはありません。なぜなら終わりのない広大な宇宙こそが、僕たちの内に、そして外に広がっているものだからです。

ヒーリングによって起こること

 ヒーリングによって起きる緩やかな変化は、世界は本当はこうなっているんだ、という実像に対する更なる解像度を獲得していくことです。その二次的結果として例えば健康は得られますが、この順序を転倒させることは出来ないと言うか、僕はそれをしたくないのです。なぜなら僕はどちらかと言えば病気の味方をしたいからです。病気はあなたの中の苦しんできた心です。それは癒されあなたに還ることを望んでいるのであって、迷惑だからという理由で排除されることはまったく望んでいません。僕は以前は自分の初期の理念を端に追いやる形で病気治しをしてきました。しかし得たのは空しい結果だけでした。今あなたを苦しめている病気を外から介入して治せば、いっときあなたを満足させることは出来ますが、心は自らの自然な願いや訴えを奪い去られていっそうあなたとの関係を悪くしてしまいます。病気を見つけるやいなや条件反射的に解決や駆除をしようとするのではなく、病気は何を映しているのか、自分の中のもう一人の自分は何を語ろうとしているのか、そのことに耳を傾ける心こそが、僕の最も伝えたいことです。

 僕のヒーリングを受けられる方はたいていこの世界や自分というものに疑問を持っています。僕がお教えしている内容は、細胞や潜在意識とのより良い関わり方のために必要な思考や習慣はどのようなものであるかということです。それは最近巷で流行している「コミュ力」になぞらえるならば、自分自身の内界と関わるための「コミュ力」の伝達です。

 誤った方向性の社会常識に毒された結果、ほとんどの人が細胞や潜在意識を萎縮させ混乱させる思考や習慣を身につけています。そんな世の中で、どのような在り方が魂の観点で正しいものなのかを教えることが出来ている人は全然いません。他にいてくれたら嬉しいですが、少なくとも僕が知っている範囲では、いないようです。僕の語っていることが非常に数少ない真実であると気付かれた方が長く居付かれ、他にもっと良い教えや方法論があるのではないかと模索しなくなる理由は、実際に他に類例がないことの証だと思います。

​言葉とヒーリングによる調和の実現

 言葉ですべてを伝えられないとは言っても、言葉で伝える努力を僕が放棄している訳ではありません。それどころかまずは言葉で正しく分かる所から、魂の旅は始まります。それは日々の生活習慣、心身にとっての正しい姿勢、言葉づかい、思考法などの指導から成ります。その先に、言葉では分からない、言葉で分かる必要のない世界が扉を開けてあなたを待っています。

 このようなことを僕はお教えしますが、変化自体はあなた自身が努力していかなければなりません。健康的な心身の習慣を学ぶだけなら本だけで足りるだろうし、一年も二年も通う必要はないのではないかと思われるかもしれません。しかし僕は経験から、ヒーリング無しに「教え」だけを実践した所で望む結果は得られないと理解しています。なぜなら長年の表層意識の無知と独善に疲れた潜在意識は、声を上げることを多くの場合諦めているからです。もしあなたが英語をこれから自分で学んで、英語で話す友人と語らおう、もっと理解しようと望んだとしても、その友人はあなたが何十年にもわたってあまりにも頑固に自分の言語でしか話そうとしなかったので今となっては話す意欲自体を失っていると想像してみて下さい。あなたが歩み寄ろうとする時、あなたの潜在意識にも等しく手助けが必要で、そのためにヒーリングがあります。つまり僕はあなたの表層意識には言葉で教え、あなたの潜在意識にはヒーリングをしているのです。こうして時と共に、あなたとあなたの中のもう一人のあなたは調和の関係に発展していきます。

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ヒーリングのご案内

atelierkoshiki

 狛江のアトリエで僕は主にヒーリングをしています。そこは潜在意識や細胞が喜ぶように設計された空間で、あなたはそこでひと時を過ごすことで表層意識の喧噪から離れ、自然と深い呼吸や落ち着いた思考の状態を取り戻せるはずです。アトリエにはヒーリングの波動を伝える絵や音楽があり、美味しい珈琲やハーブティーを飲みながら、人生の大切なことについて語らいます。そして瞑想にいざない、ヒーリングします。あなたはそこで「施術を受ける」というよりは「魂に近接した状態を体験する」ということになります。ゆっくり時間をかけ、この体験を何度も繰り返すことで、あなたの心にきっと「これからもっと目を向けていきたいもの」の姿と手触りが自然と浮かび上がっていくことでしょう。

 遠隔地の方やアトリエに来られない状況の方にヒーリングをする時は、遠隔ヒーリングします。時間と空間を共にする対面ヒーリングに比べるとどうしても伝えられることは限られてしまいますが、その条件下でも出来る限りの貢献をするように努めています。対面でも遠隔でも僕は霊視的にお客さんの体を見て、詰まりや歪みを是正しますが、それは力づくの強制ではありません。そんなことをしても時計の針を早めることは出来ないからです。とにかくゆっくりと、心と体と魂が望むままに歩みを合わせながらより良い方向へと導いていきます。

 満月と新月にお送りしているヒーリングは少し毛色が違っていて、心理学的、占星術的観点を取り入れています。満月と新月は12星座をそれぞれ一年かけて一周していきます。例えば3月の牡羊座の新月の次は4月の牡牛座の新月です。12星座は心を12の領域と機能に区分したもので、それはすべての人の心を構成しています。蠍座の人は蠍座的性格をしている、ということは一面的解釈に過ぎません。テニスプレイヤーが主に右手を使うからという理由で右手以外を鍛えなくて良い訳ではないように、人は12の心を出来るだけ均等に育てていくことで、自分をより良い在り方に近付けていくことが出来るのです。満月と新月のヒーリングでは12の星座の一つ一つに焦点を当てながら、その領域の心を解説し、その領域の心に対してヒーリングをしていきます。ですからこれは対面ヒーリングや遠隔ヒーリングにも増して、施術というよりはるかに自己教育的なものです。一年を通じて受けられることで、月の満ち欠けという天空のリズムに同調して生きることの奥深さと大切さ、そして効用をきっと感じられることでしょう。

 僕は「ヒーリングのおかげで」という感謝の言葉をとても頻繁に頂きます。そんな因果関係の説明はどこにも無いのに、皆さんがそう思われる理由は、盲信でもプラシーボ効果でもありません。実はこのような認識こそが「細胞感覚でそう感じる」ということなのです。誰に説得されるのでもなく、頭で自分にそう言い聞かせるのでもなく、ヒーリングが私をこう変えた、ヒーリングのおかげで今日私はこう感じられた、と思えることは内なる体験談であって、全細胞の合意なのです。こうして少しずつ、自分にとって理詰めで分かることだけが自分の人生を満たしている訳ではない、ということを僕たちは学んでいきます。それはこの大宇宙が、そして37兆個の細胞からなる小宇宙が、僕たちに望んでいる幸せな生き方なのだと思います。

healing accessory

プレローマ

 このヒーリングアクセサリーは僕のヒーリングエネルギーを封入したもので、言わば持ち歩けるヒーリングエネルギーという感じです。サンプルもありますので気になる方は試着してみて下さい。価格は36,000円です。

プレローマ
プレローマ
healing art

ヒーリングアート

 絵、音楽、小説はヒーリングの余技ではありますが、僕がやることなのでヒーリングエネルギーが籠っています。僕の伝えたいことの一つに、「エネルギーワークだけがヒーリングではない」ということがあります。癒しや喜びや力というものはあらゆる場所にあらゆる形で宿されているのです。そんなものたちの一つが例えば僕の作り出す絵や音楽や小説です。音の形で、言葉を通して、絵を見ることでヒーリングエネルギーを感じるという体験をして頂けたら、とても嬉しく思います。絵については特に紹介文がありますので読んでみて下さい。

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