ヒーリング実録3 薬とどう付き合うか②
先日の『ヒーリング実録2』では、顎の痛みからの遠隔ヒーリング、その解消の過程を書きました。
今回はまた別のケースです。
「突然ですが、3日前から違和感があった左下の親知らず辺りが腫れてきてしまい痛みを伴ってます。
以前も同じような経緯で対応が遅れて4日入院することになりました。
今回はそれを避けるためにこれから救急外来に言って抗生物質を処方してもらって腫れを止めないといけないと考えています。
自然治癒の観点からはどのような心持ちで考えたら良いのでしょうか。」
抗生物質を処方してもらいましょう。
自然治癒力は我々に与えられた素晴らしい力ですが、それに固執することはありません。
「お返事を頂きありがとうございます。
それを聞いて安心致しました。
抗生物質の助力を借りたいと思います。」
多分、このGOサインが欲しかったのではないかなあと。
過去の自分を振り返れば、そのお気持ちはよく分かります。
僕が自然治癒に関心を持ち始め、生活の中に真剣に取り入れ始めた頃(20代前半)、あらゆるそれまでの「悪習」を払拭しようと努めました。
化学合成物質を摂取しない、薬を飲まない、酒を飲まない、肉を食べない、などです。
それは一種の反動でした。
僕はこの時期に自分の体の様々な問題を自然発生的に解消し、「やはり自然が一番なんだ」と確信を深めたものです。
勿論、仕事を通しても何度もその事実を確認しました。
しかし現実にはそれですべてが解決できる訳ではないこと、やがてしぶしぶ受け入れざるを得ませんでした。
一方で、「まさかこれも自然治癒力で治るとはね」と驚く事例も増え続け、結果、ヒーリングのお客様に対して、投薬その他医学的処置に関するアドバイスについては「常に同じことを言う」のではなく、その人それぞれの理想や価値観や潜在能力に合わせて、提供してきたつもりです。
ただそれは〈大元の考え〉の枝葉末節をその都度、状況に合わせて切り取ってお伝えしているものなので、全体像が見えづらいものになっているかもしれません。
改めてまとめておくと僕の考えは次のようなものです。
・「すぐに薬、すぐに病院」という現代の思考回路は健康に寄与せずむしろ病気を作り出している。
・一方で、多くの人々が軽視かそもそも認識すらしていない膨大な量の回復エネルギーが人体には埋蔵されており、それを使用すれば現代に広く見られる諸症状は簡単に解決できる。
・だからあらゆる西洋医学的処置から一旦離れ、内なる自然治癒力を活性化させるべき。
・しかし自然治癒力で解決できない問題は依然として残る可能性がある。その場合、柔軟に西洋医学を頼るのは賢明。
ということです。
世の中頭の悪い人が多いので、「じゃあ最後は西洋医学なんじゃないの」と考えがちですが、これは「自然療法の、西洋医学に対する敗北」を意味しているのではありませんし、「結局、定められた限界の範囲内で楽しむこだわりが自然療法である」ということを意味しているのでもありません。
「西洋医学が悪い」と僕は言っている訳ではなく、「西洋医学に対する現在の大衆の無自覚な依存が悪い」と言っている訳です。
僕は太陽星座が蠍座なので・・・
言葉の印象が多分自分の想像より強いんですよね。
そのせいで「河邊さんの前では薬は絶対禁句だ」との印象を持たれている方もいらっしゃると思うのですが、そういう考えではないんです。
ちゃんとその都度の現実を見た上で現実的なアドバイスをしているつもりでおります。
ということを改めて知って頂きたくて、書きました。
この件ではいくつか連動している症状もありましたので、その後、遠隔ヒーリングをお送りさせて頂き、ひとまず安定に向かったようです。
「この場合どう考えたら良いだろう」という問いは無限に生じてくるものです。
そしてそれは理想が高く、何かを信じていればいるほど、そうなります。
テキトーにやっている限り、大して考えるほどのことはありませんから。
悩むこと自体が答えへの一歩ずつのステップです。
プロ(とあんまり自分のことを見なしてはいませんが)に言ってもらえると安心して舵を切れる、ということはどなたにもあると思います。
分からなくなったら、いつでも気軽に質問して下さい。
参考記事
【次回以降の満月新月ヒーリングその他】
11月12日(火)牡牛座 満月 5000円
11月17日(日)14時瞑想会(1000円)15時ー17時勉強会(2000円)
11月27日(水)射手座 新月 5000円
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